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2015年12月21日 (月)

2015年10月20日「イタリア協同組合の動向」

昨日は「ソウル宣言の会」の勉強会。「社会的経済」と呼ばれるものの勉強をやっていて、これまで富沢賢治氏「非営利セクター」、藤井敦史氏「イギリスの社会的企業」、岡本好蔵氏「カール・ポランニー」、石塚秀雄氏「カナダの協同組合」といったことを勉強してして来て、今回はイタリアの協同組合研究家の田中夏子氏を招いて「イタリアの協同組合」の勉強。イタリアの協同組合運動はこれまでもけっこう研究されてきたが、田中夏子氏から①イタリア南部のこと、②EUの政策とイタリア協同組合の動向、③コミュニテイ協同組合が報告され、報告後は協同組合は民営事業であることや、その営利・非営利性、新しい動きと協同組合の守旧性などについて議論になった。

協同組合運動の先進国であるイタリアにおける最新の動向が「コミュニテイ協同組合」であるということについて、僭越ながら、私は昨年大内秀明氏と出した本で新しい協同組合の在り様として「コミュニティとしての協同組合」を提起したところで、その後仙台では大内秀明氏が広瀬川水系における「自然再生エネルギー・スマートコミュニティ構想」をすすめつつあるから、ちょこっとそれを報告。要は、労働力商品の止揚によるコミュニティ形成の構想なのであるが、「労働力商品の止揚」なしに「共同所有だから非営利」で、「非営利だから社会的企業」で、「保険会社の相互会社だから社会的企業だ」みたいなレベルのことを言っていては、勉強会も日が暮れて道遠しであるし、なあなあではなく緊張感が必要だと思うところ。

「社会的経済」について、日本の政治家でそれを分かる人はいないというので、同席していた瀬戸大作さんが「堀利和さんを来年の参議院選挙に出せないか」と言うので、勉強会終了後に堀利和さんと柏井宏之さんと社会評論社の松田社長とでラーメン&餃子でちょい飲み、その話をやって盛り上がった。また、11月22日には一橋大学で理論経済学学会があって、大内秀明氏が「自然再生エネルギー・スマートコミュニティ構想」を発表して「学会後に食事でもしよう」と言っているから、そこで「労働力商品の止揚によるコミュニティの形成」を実践的に話そうということになった。

勉強会に行く前に若狭谷さんの所に寄って、印刷の見積もりを三つ頼んだ。忙しくなりそうだけど、そうやって今年の秋も深まっていくのだろう。

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