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2008年11月10日 (月)

オープン・カレッジ

  今週末は、8~9日の2日間、明治学院大学で行われた「地域の力~脱グローバリゼーションの現場から」というシンポジウムに行って来た。アメリカ発金融危機と、市場原理主義のグロバリゼーションが行き詰る最中、時節を得た企画であった。

Photo  メイン講演者のスウェーデン人の言語学者でイギリスに住むヘレン・ノーバーグ=ホッジさんは、TRANSITION TOWN(地域の資源を活用して脱石油社会へ移行していくための草の根運動)や ECOVILLAGE(共同性を回復することによって環境への負荷を減らすことに取り組んでいるコミュニティ)について報告し、コーディネーターの大江正章氏と各パネラーは、日本におけるそれを報告した。

6 今回の参加者は100人以上あって、若い人が多かった。時代 は、新しい方向に動き出しているのかもしれない。大江正章氏は、「もう『オルタナティブ』という言い方は止めよう、それは『本来の』と言うべきだ」と言っていた。市場原理主義の時代に「オルタナティブ」とされたものは、これからの時代には「本来の」ものになるのである。

 脱グローバリゼーションのキイワードは、ローカル化と多様性であり、共感できる人々とのコミュニティづくり、土(農)を介した取り組みが重要であるとのことであった。また、ネット上のコミュニティも、それぞれの活動を知らせるためには重要とのことであった。実際、私はこのシンポジウムを、mixiの「貧乏人大反乱集団(素人の乱)」コミュで知ったのであった。

 学生の頃は、反大学的な気分もあって(本当は勉強嫌いであっただけ)、ほとんど真面目に授業に出ることもなく中退してしまったが、会社勤めを辞めた後、時々、この手のシンポジウムを聞き歩くようになった。

 何年か前に、立教大学で行われた「21世紀社会デザイン研究の見取図」という全10回の公開セミナーに参加した。これは、その「報告書」づくりを請け負ったからでもあったのだったが、質の高いセミナーを無料というか、報酬をもらって聴けた。

 昨年末は、武蔵大学で行われた「宇野弘蔵没後30年記念シンポジウム」に行き、この間は、明治大学で行われている「コミュニティ開発におけるNPO・行政・地域企業・大学の戦略的パートナーシップに関する研究」というのに参加している。これは文部科学省の助成があるせいか、無料である。

 最近は、社会人大学院なども流行っているらしい。受講料は100万円単位であったりするが、金をかけずに勉強しようと思えば、それも出来る訳である。どの大学も、昔とちがって再開発されたキャンパスはきれいだし、開放もされている。いい時代になったのかとも思うが、立看などどこにも見当たらない。規制があるとすれば、自由で汚れたキャンパスもまた捨てがたいところである。

 そんな訳で、私も第3回「ドロップアウト・カレッジ」を企画してみることにして、今日のシンポジウムのパネラーに、「素人の乱」の松本哉氏がいたので、協力を相談してみた。「カレッジ」と言っても、きれいなキャンパスがある訳ではなく、汚いライブハウスを借りる予定である。

 「ドロップアウト・カレッジ」は、「ニートからビートへ!」をキャッチフレーズにして、第1回目は「就職しないで生きるには」をテーマに、第2回目は「プアだけど、ハッピーにしてアートな生き方」をテーマに行った。
 第3回目は、「私の生き方、共感、私たちの時代へ」あたりを予定している。Yes, We can. である。

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