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2008年10月25日 (土)

やっと時代は、ここまで来た!

Photo_2  SNSばかりで、ブログがご無沙汰になってしまう。時々気づいて、何かを書かなくてはと思うのだが、SNSに書いたもののリライトになってしまう。先月から、週の半分だけパート仕事を始めて、金曜日は半ドンである。昨日は、先週と同様にパート仕事の後は、また神保町に出た。先週は、古本屋歩きを楽しんだのだったが、昨日は雨降り。夜に総評会館で、大内先生の講演があるので、それまでの時間つぶしに、「きっさこ」というジャズ喫茶に行ってみたのだった。

 神保町の駅を出ると土砂降りで、白山通り沿いの路地裏とネットにあったのだったが、路地を一本間違えて、たどり着いた時にはずぶ濡れであった。旧い民家を改造した店内には、静かにジャズが流れていて、昔のジャズ喫茶とは違ったイメージで、コーヒーだけでやっていくのは大変だろうと思われるが、店主は若く真面目そうであった。

 それにしても、本を読みながらジャズ喫茶で長時間を過ごすというのは、なつかしい体験である。図書館で借りた池上日出夫著『アメリカ不服従の伝統』(新日本出版社2008年刊)という本を読んでしまった。少し偏よってはいるが、アメリカは建国以来、「明白な天命」をもって、インディアン征伐と黒人差別と帝国主義化をすすめてきた一方、それに反対した人々の伝統もあるという内容である。

 さて、昨日の新聞は、朝刊が「円高急騰一時90円台」、夕刊が「東証一時7800円台」という大見出しで、アメリカ発の金融パニックの波が日本にも押し寄せている様をうかがわせる。おりしも、10月24日は、79年前にニューヨークで株が大暴落して、世界恐慌の発火点になった日である。

081024  果たして、世界恐慌の再来なのか? これが、仙台ヒデさんの講演の内容であった。それを書くと長くなるから、ここには書かないが、今回の金融パニックは、実体経済から遊離した「金融工学」の破綻であって、これまでの所謂「勝ち組」にとっては危機なのだろうが、市場原理主義が終焉に向かい、結果的には格差がいくぶんか是正されるだろうから、私的には、そんなに悪い話ではない。市場世界は、市場原理主義よりも広い。今回、市場原理主義は、市場世界によって淘汰されつつある訳である。

 しかし、株の暴落は、私の生活には直接の影響はなくても、次第に景気は悪くなっていくだろう。かつての世界恐慌の時も、企業倒産、失業等の影響は2年後くらいにひどくなっているから、先のことを思えば、これからの仕事や自分の生き方など、少し早めに考えておいた方がいいように思う。

 来月、アメリカでは大統領選挙があって、オバマが当選するだろう。そしてオバマは"Change!"、オバマ流の「ニュー・ディール」を実行するだろうが、日本では自民党も民主党も、「ばらまき」以外の政策がないから、総選挙があるにしても、国をあてにしてはいられない。

 かつての世界恐慌からは、国家主義が生まれて、世界戦争になった。しかし、ブッシュ・アメリカの体たらくを見ても、既に「帝国」アメリカでさえ、一国だけでは危機には対応できない時代である。国家へのオルタナティブは、国家を超えた地域共同体であり、私の身の回りのささやかなコミュニティであろう。

 やっと時代は、ここまで来た! 来年は還暦、残りの人生が、楽しみである。

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