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2008年4月22日 (火)

煮ても焼いても食えない

 季節が変わるのは早いもので、一月くらい前にやっと暖かくなったと思ったら桜が咲き出して、その後は低気圧の通過による雨と風の日々がつづいて、気がつけば桜はとっくに散ってしまい、ゴールデンウィークも間近である。とは言っても、私にはゴールデンウィークは関係ない。これはパート仕事でゴールデンウィークも休めないという意味なのではなくて、3月末でパート仕事を辞めてしまい、毎日がゴールデンウィークになってしまったからである。

 昨年来、パート仕事で身動きが取れず、「会社勤めを辞めたのはパート仕事をするつもりではなかったのに」と思い始めた矢先に、パート先から辞めるように言われたので、これは「パート仕事なんかやっていないで、自分のやりたいことをおやりなさい」という“天の声”だと思って、素直に辞めることにしたのだった。

 8年前に会社勤めを辞めた時も、同じような状況だった。それから「本づくりSOHOダルマ舎」を立ち上げたのに、昨年来、安易にパート仕事をするようになってしまい、「SOHO→パート」、「ブログ→mixi」というふうに楽な方、安きに流れていた訳である。思えば、60歳も間近であり、60歳からのサード・ステージに向けて、このブログをもっと書きたいし、それをまとめることもしていきたいから、残り少ない50代を大切にしたいと思った訳である。

 さて、パート仕事を辞めると、かなりの収入が減ってしまうが、本づくりの仕事はこの間も少しずつはやっていて、4月に1冊仕上げて、今は次の仕事をやっている。また、パート先を辞めるにしても、一応「会社都合」であることを確認するために、パート先と「穏やかな話し合い」をさせていただいたら、すんなりとご納得いただけて、「会社都合」ということで雇用保険の処理もしていただけることになったので、気分は前向きである。

 会社勤めを辞めて以来、3度目のハローワーク通いになるだろうか、でも、こんなことはお手の物である。「穏やかな話し合い」をお手伝いしていただいた組合の委員長に訊くと、「最近は若いアルバイターからの解雇相談がものすごく多い」と言う。多少、新卒の雇用が改善されたと言っても、それにも格差があって、格差の底辺はいつでも末広がりなのだ。今回、雇用保険以外にも、多少の色はつけていただけたので、その分は就業問題に悩む人々のサポートに使いたいと思っている。

 私の誕生日は4月で、かみさんは3月末日が誕生日だったから、私の誕生日当日、近所のスーパーで肴とスーパードライを買ってきて、かみさんと二人で、ささやかな誕生祝いをやった。かみさんも現在働いているパート先が今月で閉鎖になって、来月からは仕事がなくなるのだが、両親の介護に忙しい昨今だから、次の仕事も決めかねている。夫婦とも仕事先が無くなると言うのは大変な事態であり、スーパーに行くと、モノの値上がりの目立つ昨今でもあるが、あまりめげることがない。

 大内先生が「不均衡の均衡」と言われるように、資本主義とはもともと構造的に不安定なシステムなのであるが、スリリングであるが故に、生きていて面白い社会であるとも言える。それでも、出来るだけ不公平はなくして、誰もがもっと面白く生きられるようにはしたいと思う。そして、そのためになるかどうかは別にしても、「こんなブログでも、どうにかして続けて行きたい」と思う訳である。

 それにしても、つくづく団塊のオヤジというのは懲りないと言うか、煮ても焼いても食えないものだと、我ながら思うところである。このブログのキイワードは、コミュニティであり、煮ても焼いても食えない人々とのつながりができることを願っている。

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