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2006年10月21日 (土)

イギリスのまちづくり

 先週、夏服と冬服の入れ替えをしたのに、出かけようとすると、1ヶ月前の服でも十分な陽気で、少しも秋らしくなく、気味が悪いと言えば、悪い。

 そんなで、まだ冷房をきかせた電車に乗って、20日はSBI(中小企業研究所)のフォーラムに出かけた。20日はJUNさんのEGPPとか、セブンさんの横浜ジャズプロムナードのご苦労さん会とか、ZAIMとか、いろいろな遊び場があったのだったが、前回不義理したこともあって、今回はSBIのフォーラムに行ったのだ。

 今回のSBIフォーラムは、「成熟社会のまちづくり」というテーマで、千葉商科大学の伊藤公一先生を招いてお話をうかがった。

 内容は、イギリスにおける近年の都市計画話で、近年イギリスでも郊外型の大ショッピングセンターができて、都市中心部に商店街がさびれてきているという。
 それに対して、クルマを使わなければ利用できない郊外型の大ショッピングセンターに対して、高齢者でも利用できるような中心市街地の活性化こそ都市計画の中心課題であり、それをどうすすめるのかという話である。

 イギリスでは1998年のブレア政権以降、TCM(Town Center Management)連合という手法で、タウンセンターの活性化を計っているという。
 日本でもイギリスのTCMをまねて、TMO(Town Management Organization=タウンマネジメント協議会)がつくられてきているというが、表面は似ていても、内容的にはイギリスとは随分ちがうという。

 また、近年イギリスでもアメリカのBID(Business Improvement District)による特別区もつくられてきているという。これは特別区内で、独自に税金を徴収して、その地域の開発に当てたりするものだという。

 2~3年前に、私の住宅の近くにイーオンの24時間営業の巨大なスーパーマーケットが出来て、私の住宅の下にあったコープの店が閉店になり、豆腐一つ買うのにもはるばると歩かなくてはならなくなったのだが、今月にはそこから1キロも離れていない豊洲にもっと巨大なららぽーとができた。

 そんなのを見るにつけても、地域とは何か、コミュニティとは何かと考える訳だが、伊藤先生が言うには、地域つくりには、ドイツ的な法律によるがんじがらめの規制と、イギリス的な方法があって、日本はイギリス的手法を日本の実情に合わせてやるのがいいということであった。

 この間、私が書こうとしているのはコミュニティ論で、けっこう参考になった。アバウトには、コミュニティにおけるヨーロッパ(大陸)型とアングロサクソン型があるとすれば、BIDの手法などは、イギリス人が入植したアメリカで発展したコミュニティつくりの手法が、再度イギリスに持ち込まれているといったところだろうか。

 そして、TCMの手法など、それをまた現在の日本でもまねようとしているのだろうが、私としては、そのもっと身近なコミュニティつくりを試したいと思っていて、それがコミュニティ的ビジネスであるのだが、さらにフィールドワークと称して、日々、コミュニティ的的ビジネスへである。

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コメント

先日のSBIの研究会、小生も出席していました。印象として、
 ①日本のTMOやBIDが、イギリスを真似ているのでしょうが、いかにも真似事だということ。サツチャーからブレアの変化発展についての配慮がない。その点では、コミュニティ・ビジネス論も同じですね。
 ②イギリスの話としては、TCMやBIDよりも、むしろ都市の連合による大型店対策に興味がありました。日本型広域行政ではなく、コミュニティである地域の商店街連合が力を持っている、とても日本では考えられないですよ。
 ③イギリスは地域開発、街づくりの先進国ですが、さすが考え方が深いですね。アメリカはどうか?比較検討の意義は認めます。
 伊藤先生に久しぶりに会って、健在が確認出来ました。

投稿: 大内秀明 | 2006年10月24日 (火) 11時32分

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