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2005年11月 6日 (日)

シンクロニシティ

 3日前の外出の際、最寄の駅の出口で「平山さん」と小声で声をかけられた。振り向くと、初老の男性がいて、すぐに勝山マリーナのマスターだと分かった。30年前に私が初めて手に入れたディンギーY15を置いたマリーナのマスターで、再会するのは25年ぶりになるだろうか。マリーナ経営は止めてしまったが、まだボート関係の仕事をしていて、3年くらい前から私の住む住宅の近くにできた新しい住宅に住んでいるという。「前にもお見かけしたのだけれど、平山さんかどうか自信がなくて声をかけられなくて、それでも平山さんみたいなキャラはそんなにいないから」と言われた。それはお互い様だとも思いながらも、近々の再会を約束して別れたが、先日、このブログに「過ぎ去った海の思い出」を書いたばかりだったので、全くの偶然とは思われなかった。

 それから一昨日、また仕事探しにハローワークに行って、DTP関係で面接のアポをとってもらったのだが、年齢を言うと面接さえも断られてしまった。そこで職種は問わずに探したら、家の近くのレストランが調理補助を募集していたので、応募することにした。既に応募があるとのことだったが、面接の予約は取れたので、昨日neptune行ってきた。このレストランは50フィートのモータークルーザーを所有していて、それでレストランシップ(※左の写真)を運行しているから、履歴書の資格欄に「1級小型船舶免許」と書いておいたら、面接した社長が「ほう、1級をお持ちですか」と言ってくれて、その後連絡があって、使ってくれることになった。これも先のブログの書き込みのこともあって、ブログがオーラのようなものを発してくれたせいなのかなと思ったりもする。

 思えば半年前に、それまでのコロッケ揚げのパート仕事を辞めて、なんとかDTP仕事のSOHOだけで食えないものかと仕事探しをしてみたものの、思うように仕事は見つからず、半年たってまた厨房仕事をやりながらのSOHOスタイルとなってしまった。自ら「仕事起こしをサポートするNPO」を主宰しながら情けない話だが、靴をなめるような仕事探しをするよりは、半年間もフリーしていると、貧乏でも自由気ままが一番という気に、ますますなってしまうから困ったものだ。

 そんなで、12月の 始めにNPOで「就職しないで生きるには」というシンポジウムでもやろうと、『就職しないで生きるには』(晶文社)の著者のレイモンド・マンゴーを知っているというビート詩人のムロケンさんに電話をすると、OKとのことだったので、さらに、そのシンポジウムの宣伝をしようと、一昨日の夜、久しぶりにフーゲツのJUNさんの主宰するE.G.P.P.100のイベントに行ってきた。参加費の足しにしようと、行く前に“幻の名作”『青春JAZZ喫茶放浪記』を5部ほどプリントアウトして製本、アピールも兼ねて久しぶりにリーディングもやったら、3部売れた。JUNさんもNPOのシンポジウムに協力してくれるというので、これで代表的ビート詩人と代表的ふーてん詩人が参加することになった。さらに、代表的ヒッピー詩人のセブンさんなども参加してくれたら、最高である。イベント参加者は「下流社会」系の若い人たちが多かったが、新たな対抗文化づくりをめざして、彼らが参加してくれるようなシンポジウムをやりたいと思っている。

 ジャック・ケルアックは1949年にジョン・クレロン・ホームズに書いた手紙の中で、「フリスコではロシアン・ヒルの、屋根のひん曲がった奇妙な家にニール・キャサディがひそんでいる。着いたら、揚げ物専門のコックの仕事を見つけて、バップ・ミュージックでも聴いてすごすよ」(『ビート・ビジョン』思潮社刊)と書いている。ケルアックは海軍をドロップアウトした後、船員の仕事をしたり、コロンビア大学をドロップアウトした後は、放浪をくり返し、鉄道の制動手や森林監視員をやりながら、小説を書きまくった。私がこの4年間やったコロッケ揚げの仕事もそうだが、コック系の仕事は、この歳でやるには、趣味と実益も兼ねて、けっこう面白い。しかも、レストランシップの上でやれたら最高である。ただ私の場合は、歳のせいか才能が無いのか、ケルアックのようには書けないのが悩みというか限界であるのだが。

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コメント

実はこの前のエントリーの海の風景、私的「お台場」で反応しようとしていたのですが自分の歴史、ドンドン書いてください。

いろんな縁(えにし)が生まれます。

良かったですね、好きなlことができて、しかも金が稼せげて。

投稿: ottocento50s | 2005年11月 7日 (月) 18時07分

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